路線概要

 

路線 区間 距離 駅数
本線 池袋~下急日光 131.9km 64
見沼線 武蔵戸塚~見沼新町 3.9km 5
埼玉スタジアム線 大門~埼玉スタジアム

3.7km

2
宝珠花線 堤根~宝珠花 6.9km 5
埼玉高速鉄道線 見沼新町~浦和中央 6.5km 7
五霞線(廃線) 関宿~五霞 6km 6

詳しいルート:http://railway.chi-zu.net/313.html

本線―Main Line―

 本線は、池袋から下急日光までを結ぶ132.5kmの路線で、大手私鉄の一路線としては最長距離となっている。(2位、つまり現実での1位は東武伊勢崎線の114.5km)このうち、王子~武蔵戸塚間14.3kmは複々線となっていて、池袋~王子間と武蔵戸塚~大沢間は複線、篠井以北は単線となっている。王子駅より東京メトロ南北線、東急線と相互直通運転を行っていて、終日にわたり直通列車が運転される。見沼・鳩ヶ谷ニュータウンなどの通勤・通学輸送から、日光方面、埼玉スタジアムに向けての観光輸送まで多くの役割を担っており、本線の名のとおり下急の重要路線となっている。

 種別は特急、快速急行、急行、区間急行、準急、快速、各停の7つがある。日中を中心に下総境町・石橋で系統分離がなされており、区間によって全く違う姿を見せる。(詳しくはダイヤ項を参照)

見沼線―Minuma Line―

見沼線は、1960~70年代のニュータウン建設ラッシュに乗っかり計画・建設された見沼・鳩ヶ谷ニュータウン(仮称:北武蔵ニュータウン)の輸送を担う路線として建設された路線。当初は北武蔵新線という名称で計画されていた。多くの列車が本線からの・本線への直通運転であり、また、東京メトロの車庫が見沼新町にあるのも影響して日中を中心に本線を経由して地下鉄方面に向かう・地下鉄方面からの列車も数多く設定されている。また、見沼方では埼玉高速鉄道線と接続しており、こちらへはほぼすべての列車が直通する。

 種別は急行、区間急行、準急、快速、各停の5つがある。

埼玉スタジアム線―Saitama Stadium Line―

 埼玉スタジアム線は、埼玉スタジアム2OO2への輸送と、車両基地の出入庫線の役割を担う路線として建設された、下急の中では一番新しい路線。全線複線となっている。書類上の区間は大門~埼玉スタジアムだが、大門駅にスタジアム線のホームが存在しないため、案内上や運転系統上は武蔵戸塚~埼玉スタジアムの路線となっている。普段は割と地味な路線であるが、スタジアムでのイベント開催時には多くの臨時列車が仕立てられる。

 種別は各停、準急、急行があり、イベント開催時に稀に特急が運転される。

宝珠花線―Houshubana Line―

 宝珠花線は、古くは宝珠の渡しに接続する馬車鉄道として運営されていた、下急の中で最も歴史のある路線である。堤根~宝珠花間が書類上の区間だが、案内上や運転系統上は春日部からの路線となっている。全線複線である。

 今のダイヤではすべての列車が本線に直通している。また、日中は宝珠花からの列車が下総境町方面の列車に、下総境町方面からの列車が宝珠花行きの列車に接続するようなダイヤとなっている。待ち時間を考慮すれば、同区間をほぼ直線距離で結ぶバス路線よりも速いことが多い。種別は各停、快速、準急、急行の4つ。

埼玉高速鉄道線-Saitama Railway Line―

 見沼ニュータウンから浦和方面の便をよくする目的で、第三セクター鉄道として2005年に第一期線が開業した。終電間際・始発直後の数列車を除けばすべての列車が見沼線に直通する。2015年に第二期線となる浦和~浦和中央間が開業し、また、そこから先大宮方面や与野・志木方面への延伸も議論されている。種別は見沼線と同じく急行、区間急行、準急、快速、各停の5つがある。

保線・検修施設

 検修施設は、浦和美園駅が最寄りとなる美園鉄道輸送総合管理センターと、神明町駅が最寄りとなる美園(ry派出神明町車庫、徳次郎駅が最寄りとなる宇都宮運輸管理部総合車両研修区の3つがあるほか、東京メトロ南北線の車両基地として、東京メトロ見沼車庫がある。美園は、都心側車両のほぼ全てと特急車両が所属、神明町にはワンマン運転用車両が所属、徳次郎には中・長距離運用に使われる車両、宇都宮側での普通輸送に使われる車両が所属する。

 保線基地は美園が中央保線基地となっており、保線車両はそのほかにも各地に適宜配置されている。