ダイヤ

種別紹介

特急―Special Express

  特別車両を使用する、主に長距離輸送を目的とした、下急の最上位種別。普通の特急型車両を使用したものは「とちのき」、観光車両「雅-miyabi-」を使用したものは「Restaurant miyabi(リストランテ・ミヤビ)」という愛称が使われている。

 

 特急「とちのき」は、池袋~下急宇都宮間を最速70分、池袋~下急日光間を最速101分で結ぶ。乗車には特急券が(1号車のプライベートルームカーを利用する際はルームキーチケットも)必要となる。

 朝ラッシュ以外の時間帯に運転され、毎時1本の運転。基本池袋~下急日光間の運転であるが、最終特急の一本前は下急宇都宮行き、最終特急は結城行きとしており、ホームライナー的な役割も担っている。夏休み・GWなどの多客期、また、忘年会シーズンなどの着席需要が高まるときには臨時列車も多数運転される。

 

 特急「Restaurant-miyabi」は、休日・多客期に運転される、2013年に運行開始した観光列車であり、車内でのコース料理などの提供などが行われている。乗車には特急券のほか、「miyabi-ticket」が必要となる。特急とは言ったものの、急行と同じくらいの所要時間がかかる。当初は、下りが10:00発の「ブランチコース」、上りが13:00発の「ランチコース」として運行を始めたが、現在は下りが8:00発の「モーニングコース」、上りが17:00発の「ディナーコース」となっていて、多客期には上り10:00発「ブランチコース」、下り13:00発の「ランチコース」が運転されるという方式となった。

快速急行―Rapid Express

 主に特急の補完の役割を持つ、長距離用一般車両を使用した種別。池袋~下急宇都宮間を88分で結ぶ。毎時一本の運転で、東京口で特急と合わせ30分間隔、宇都宮口で急行・特急と合わせだいたい15分間隔となっている。主に池袋~下急宇都宮間の運転だが、多客期には下急日光まで延長運転される。しかし、年々延長運転の規模は小さくなっている。

急行―Express

 特急・快速急行の補完の役割を持つほか、池袋~春日部間での速達輸送の役割を持つ、一般車両を使用した種別。池袋~下急宇都宮間を100分で結ぶ。終日にわたり多数運転され、その運用範囲や使用される車種も多岐にわたる。日中においては池袋~春日部間、10・20分間隔で4本、その隙間を埋める形で池袋~下急宇都宮間、30分間隔で2本運転される。夕ラッシュ時には浦和方面発着の列車や、わずかながら南北線直通列車が、朝ラッシュ時には宝珠花始発の列車も運転される。また、埼玉スタジアムでイベント等が行われる際は臨時列車が運転されるほか、多客期には下急宇都宮止まりが下急日光まで延長運転される。

区間急行―Section Express

 春日部まで急行、見沼線内と、春日部から先が各駅停車になる種別。終日運転される。日中は見沼線直通列車が30分間隔で運転され、その他の時間帯では本線の列車を中心に運転される。夕ラッシュ時においては、現在の下急で唯一となる、分割併合を行う列車が存在しているほか、平日朝の下り・休日朝の上りでは特急車両を使用した列車も運転される。

準急―Sub Express

 急行(区間急行)の補完を複々線区間で行い、武蔵戸塚以北では各停の代わりを務める種別であり、南北線直通列車の中心となる種別である。終日にわたり運転される。日中はSR線~見沼線~南北線~東急目黒線と直通し南北線・目黒線内急行となる列車が30分間隔で運転され、その他の時間帯では南北線直通列車のほか、池袋発着の列車も運転される。日中の列車は複々線区間で内側の緩行線を走行するが、それ以外の時間帯では主に急行線を走行する。

快速―Rapid

 各停の補完をする種別。武蔵戸塚以北では各駅停車となる。日中から夕ラッシュにかけて運転される。南北線直通列車ともなると、各停との停車駅の差はわずか5駅となっている。日中は池袋発着列車のみの運転だが、夕ラッシュ終わりでは南北線直通列車も運転される。

各駅停車―Local

 日中の見沼線内での運転がないほかは、全線で終日にわたり運転される。本線の下総境町~石橋天神間と下急宇都宮~下急日光間の列車はワンマン運転を行っている。この下急宇都宮~下急日光間のワンマン列車は、下急宇都宮~徳次郎間ノンストップ運転を行うため、「各駅停車」と案内されず「ワンマン列車」とだけ案内される。東京口では日中10分間隔で下総境町発着と宝珠花発着が交互に、宇都宮口では石橋天神~徳次郎間でほぼ終日15分間隔での運転となっている。

 

 種別としての各駅停車だけでなく、違う種別でも案内上各駅停車となるものもある。下り見沼線内と本線春日部以北での区間急行以下の列車、下り本線武蔵戸塚以北の準急以下の列車は、終点まで各駅に停車するため、駅放送などでは各駅停車と案内される。